1月28日 第20回 講座

午前中の授業

薬と生活習慣病 その③

(運動と栄養による健康維持)

 

大阪医科薬科大学

特別講師 廣谷 芳彦

がんと認知症は右肩上がりで増加、これは食物繊維が少ないのが原因であると思われる。食物繊維には発がん性物質を吸着する働きがある、適度な運動とバランスの取れた食生活が大切。

老化を防ぐ食事法。これはAGEsを体内で蓄積しないようにすること。

AGEs(最終糖化産物)は、調理の際高温で長い時間調理することにより増える。

油で揚げたもの、焦げたものには多く、水で煮た物の方が少ない。

運動について

人は足から老化すると言われるように、ウォーキングは大切である。

ウォーキングで健康効果を得るためには

①歩幅を広めにとる

②通常の歩きと早歩きの繰り返す

また、早歩きよりゆっくり走る方が更に良い。

また、スクワット、踵上げなども簡単に出来る運動である。

運動の効用

①集中力を高める。

②ストレスを取り除き怒りをコントロールする。

何かの事情で二週間運動しないと、筋肉量が4%減少し、その分を取り戻すためには3ヶ月の筋トレが必要となる。

その他、健康番組を見る高齢女性は死亡リスクが低い。

以上のように、多くの項目についての話がありました。



午後の授業

絵の世界へようこそ その②

戎谷 眞木子

大阪芸術大学講師

大阪市立美術研究所に学ぶ。 故松井正・大阪芸大名誉教授に師事。1975年二科展初入選、大阪市賞受賞。82年大阪芸大芸術学部美術学科卒業。 二科展特選、会友推挙、会友賞受賞を経て現在に至る。 洋画家。大阪市出身。

前半

西洋美術史

ゴッホを中心に「印象派」についてスライドを交えて解説していただきました。

写実主義から印象派の中の後期印象派の一角を占めるゴッホ。

牧師の家に生まれ、画商で働くが、解雇され、聖職者を志すが挫折した。その後、画家を目指すことを決意した。オランダ時代には、貧しい農民の生活を描いた暗い色調の絵が多く、『ジャガイモを食べる人々』はこの時代の作品である。

 パリに移った後には、明るい色調の絵を描くようになった。この時期の作品としては『タンギー爺さん』などが知られ、日本の浮世絵にも関心を持っていたことが伺える。

南フランスのアルルに移り、『ひまわり』や『夜のカフェテラス』などの名作を次々に生み出した。ポール・ゴーギャンを迎えての共同生活を始めるが、次第に2人の関係は行き詰まり、ファン・ゴッホの「耳切り事件」で共同生活は破綻した。以後、アルルの病院への入退院を繰り返した。1889年5月からはアルル近郊のサン=レミにある療養所に入所した。この頃の作品が『星月夜』である。銃で自らを撃ち死亡した。

有名な作品の多くは最後の2年間に制作された油絵である。

 

後半

似顔絵の実践

皆真剣に取り組んでいる。難しいと思っていたが、写真を見ながらテキストに従って描くと、以外と筆が進む。