7月2日(金)第4回 講座

雨に濡れ、木々の緑も深みを増すこの頃、梅雨あけはもうすぐでしょう、ワクチンの接種はすみましたか?はやくコロナウイルスの収束が待たれます。富田林校としても感染防止の対策はみんなの協力で頑張っています。

午前9時半から受付、まず「手の消毒・マスクの確認・体温測定」

名簿確認してから教室へ、各自ひとつの机で三密をキープ

日時 令和3年7月2日(金) 午前9時50分から

場所 富田林市市民会館 大会議室

 

まず、Dr大畠氏から本日と今月の予定の説明を受けました。

午前の部(10時から11時50分)

講義内容 「近鉄長野線の歴史(その1)」

講師   松本 弘

元 神戸薬科大学講師(非常勤)

  元 初芝富田林高講師(非常勤)

内容  1、鉄道以前の状況

    2,河陽鉄道株式会社時代

    3,河陽・河南鉄道の創立者出水弥太郎について

貴重な資料を基に説明していただき河陽鉄道の発展と進展状況がよくわかりました。

 当時の機械化・技術・土地の確保・経費の捻出など大変な苦労されたと推察します。

 富田林から大阪へ柏原経由で半日以上の時間が必要、そのためにも南河内の住民のため・経済発展のためにも必要不可欠の近鉄長野線の鉄道建設であった。

1,産業革命の発展と市場確保 2,好景気に伴う投機熱

3,私的経費の採算性     4,鉄道が文明開化をもたらす

また、阿部野橋への交通機関が後でできたことなど初めて知りました。

 鉄道開発には強力な推進者(パイロット)・必要経費の捻出・環境への配慮・関係者への調整などに大きく貢献された、出水弥太郎氏が(平尾村の豪農)尽力された創立者がおられ、現在我々が日常利用する交通機関が存在する。

あらためてありがとうございます。

 

そして河陽・河南鉄道など歴史的発展の経過など資料として集約し、後生にも役に立つ本を編集された先生にも感謝申し上げます。

午後の部(13時~1510分)

 場所:富田林市市民会館 3階農林会議室

 講師:山中 浩之

       大阪府立大学名誉教授

 

 『講座内容』

「富田林地域の災害史」

 

1,富田林地域の災害・疫病・災異

2,畿内の歴史的大地震

3,宝永大地震と津波

4,幕末期富田林の災害・異変と疫病

5,安政大地震

などのテーマで資料を参考にして説明されました。

 

昔の災害に伴う詳細の記録資料が存在していることに驚きました、貴重な資料を基に説明などがあり、あらためて危機管理を知らされました。

たくさんの資料ありがとうございました。

昔から麻疹・コレラなど感染症の病気も災害のひとつとして存在

薬草として「たらやうの葉」が健康茶と治療のまじないとして利用されていた現在は新型コロナウイルスとの戦いが続いている。そして最近ワクチン接種による対応が進められている。

想定内も想定外も自然災害には勝てないが、リスクを少しでも避ける対応と対策が望まれる今日である。また、南海トラフが発生する可能性がいわれている時代であるが、 なんとか起こらないでほしい。

そしてコロナの早い収束を期待し、無事に人生を送れることをお願いし今回の報告とします。